5/2~5/6

5/2

今日やった方がいい仕事は一つもないのでゆっくり出社する。そのくせして、電車はいつもより混んでいた。GW中だから仕方ない。

今日やらなくてもいいけれど、今できる仕事はある。夏休みの宿題を最終日まで溜めていた人が、定期試験は一夜漬けだった人が、課題にぎりぎりまで手をつけられなかった人が、こうも真面目に、そこそこ計画的に働けるようになるなんて。理由はいくつもあるだろうけれど、指導社員の教育の影響は大きい。ありがたい。(生活は未だ抜き差しならない状況まで放置してしまうが。)

友達と昼(といってもやっぱり15:30くらい)、待ち合わせる。本当は先輩の個展を一緒にみにいく予定だったけれど、開催を遅らせる旨連絡があったので、ただお茶することになった。ぱっと落ち合うことができず、どこに入ろうかとふらふらすずらん通りを歩き、靖国通り沿いに出たところでLINEがくる。書泉の前で待つ。

軽めにご飯も食べれるところを探す。二日酔いの尾を引いていたので重たくないものがあるとこがいいと伝える。この前2人で話していた襤褸に行こうかと覗きに行ったけれど、今日はコンディション的にコーヒーが飲めなそうなのでまたにしてもらった。

結局、友達が気になる店「L」へ。この通りはマルカあたりまでしか普段行かない。美味しそうなご飯屋さんがけっこうある。

営業中の札に、入りづらい門構え。恐る恐るドアを開くと、カウンターに座った店主がソファーに足を放ってテレビを観ている。思わず扉を半開きにして「どうする?」と小声を交わす。「すみません、2人なんですけど」友達が先陣を切り、ソファ席へ促される。

私はカレー風スパゲティと紅茶、友達はアイスティーを頼む。「服白いのに」「軽くじゃなかったの?」と指摘される。本当にその通り。
私たちが入った後、ひとり客が三組入る。うち2人は常連で、1人は一見のようだった。雑誌を読みながらタバコを吸っている。この日私たちは2人ともタバコを持っていなかった。たまのたまに吸いたいときに吸うだけだから持ち歩いていない。タバコを吸うにはいい店だと思う。スパゲティも美味しかった。ちょっと辛い。

会社の前で別れる。来週、個展に行く予定だからまたすぐ会うだろう。

 

5/4~5/6

とにかく何もしない。

連休の後半はそうしようと決めていた。と言っても、家事はある程度やらねばならないし、毛布・シーツ・カバー各種を洗いたい。

起きて一番に洗濯を回す。適当にご飯。漫画を読む、漫然と動画を流す、積んでいた本に手を付ける、ワード、いつの間にか考え事。眠る。ご飯を作る。食べる。お風呂。眠る。

ざっくりとまとめれば4日間その繰り返しだった。

外出は5日にスーパーに行ったきり。ひとりでは本当に動かない。とにかく何もしない、というプランは達成されたようなされていないような心持ち。友達の誘いを断ってまでやることだったろうか、と考えもしたけれど楽しかったので。

 

4日間の思い出

・この前無印で新しく買った重炭酸タブレット、しっかり汗をかいてあったまれて良かった。長い間シュワシュワする。

・久々に『Paradise Kiss』を読む。紫とひろくんはやっぱ結婚してほしくなかった…。高校生の時から感想が変わらない。星次さんが好き。人として。

・『Thisコミュニケーション』を読む。4巻無料に釣られて。面白い。主人公の最低さが一貫していてわくわくする。感覚とか倫理をバグらせにきているわけじゃないのが好き。続き、読みたい…買うかは、迷う。

・『ワールドトリガー』27巻を読む。閉鎖環境試験編に入ってから諏訪さんが出ずっぱで嬉しい。何度でも言える。私は諏訪さんがいっとう好き。諏訪さんが年下になってしまったのは未だにショック。

・果物を買う。いちごが安かったので2パック。あとオレンジ。グレープフルーツもと思っていたけれど、冷蔵庫に入り切らない気がしてやめる。英断。

・鰯を5尾買う。鯵と迷ったけれど、手で開ける鰯を選択。つみれ汁にするか、生姜煮にするか、竜田揚げかフリッターもどきにするか、下処理の間ずっとずっと考える。5尾あるから、2品くらい作れるけれど自分ひとりにそれは面倒。こういう面でも人と食卓を囲むことには大きな大きなメリットがある。生姜煮(汁多め)になる。

・豆腐と水切りヨーグルトに卵2つと小麦粉、ベーキングパウダー、蜂蜜を混ぜてオーブンに突っ込む。けっこうおいしい。人には出せないが、ひとりで無心になって作り、食べるものとして上出来。

・『2世と器』を読む。連載も追っていた。「GWに時間をとって読む」と決めてあって良かった。泣いてしまう。よすがだ。

・『奇病庭園』を3分の1程度読む。最近、どうやら幻想小説をお好みらしいと気づいた。思い当たる節はある。

・ラップを切らす。

・ベッド周りの布を全て洗濯する。気持ちよくて肌着だけで眠る。

・文章を書いていて、人と行った場所・ことってこんなに覚えているものか、と思う。嬉しくもあるし、げんなりもする。

・誰かと生きたい(とまでいうと大仰だが)とちょくちょく考えるのだけれど、そもそもなぜそう思ったかとかなぜ相手として男を想定したかとか、ぼんやりしていた部分についてほどほどの納得を見つける。忘れないうちにメモ。

・『花井沢町公民館便り』を読み返したくなって読む。2日間読みたくなったときにちまちま読み進める。ヤマシタトモコの漫画の中でこれがいちばん好き。(もちろん読んだことのあるものの中で、という話。)丹念に研がれた刃で、丁寧に突き刺し、容赦なく貫いてくれる。刃から内臓に温度が伝播する。この漫画のことはまた書いておこう。

・どうしても甘いものが食べたくて、でも自分で作るのは嫌で、ウーバーでプリンと食パンを頼む。パン屋なのになんでプリンが売られているんだ。届いた頃にはプリンの気分は過ぎ去っていて、食パンを味見する。値段に見合うお味。

・今、これを書いている。読んだもの、思ったこと、したこと、まだあるし書きたい、が眠い、ので寝る。