8/28-29

8/28

納涼会でビアガーデンに行く。

ビアガーデンでバイトをしたことがあるけれど、形態はまったく違う。キリンがスポンサーなのか企画なのかわからないが、キリンの銘柄とキリンが輸入に関連しているらしき銘柄しかない。

飲み物はセルフで、ジンギスカンなどの食べ放題形式だった。私が働いていたビアガーデンは「祭り」形式でつどつど屋台でお金を払い提供を受けるものだった。ビアガーデンとして一般的なのはどちらなのだろうか?

あまり自分では焼かず、たくさん食べさせてもらった。食べ放題というのでそこまで期待していなかったのだけど、けっこうおいしかった。ああ、 つくづく当たりくじだ。

ビアガーデンといいながら、ビールは3杯しか飲まず、そのあとはウイスキーキリンレモンで割ったものをずっと飲んでいた。おいしいし飲みやすいので宅飲みの割り物によいかもしれません。

乃木坂のライブをすぐ近くでやっていて、花火がみえた。帰り、その波に飲まれて何人かずつ、ばらばらになった。上司は「こんなかんじで各々自由で統率ないけど」と言って、私の思うところを探るように笑っていた。私はへらへら笑って何も答えず、集団行動は得意でないしなあと考えていた。ひとりで放し飼いされていたほうがよほど楽で、同時に申し訳なくおもいます。

 

8/29

起きて、

あ、ポケモンスリープやるの忘れたぁ

とおもう。二日酔いや胃もたれの感覚は少しもなく、23歳であることを別の身体として自覚する。  *

いろいろあって、職場の人と飲みにいく。

私がずぼらであることは、案外、徐々に知られているらしくいくらか安心する。(ずぼらなのに、程々に「きちんとしなくては」という完璧主義のような部分を周りにいる人達は感じるらしいと知る。ふわふわ納得する。)

 

職場の人に限らず、(職場の人を除いたとしても)

なんにせよ、

なにが、言葉になり得る理由であったとして

正体をなくした、ような、人に、

どうにかゆるされてやっと

「この世界に私はある」

、と何度目かももうわからないような

解をもらう。

こんなの、ほんとに好きじゃないんです!!

こういうの、理解できても受け入れられないんです…!!

そう、言っていいや。

とおもえる。

理由を述べて、

あなたはそうで、ぼくはそうじゃない

と示してもらえると、 

生きねば

と思う。

 

きみたちを、どこまでも自由に

と願いながら

きみたちと、まったく異なる、世界に

生きながらえてきる。

私は、きみたちの

地になる。足になる。傘になる。

鋼となり、釘となり、火種となる。

いつか忘れ去られる、 もの になる。

きみが忘れたって、誰が咎めることもなく、

ただ、きみがあったことを記憶するものになる。

(いや、いつもきみたちはわたしを忘れていたっていい。)

わたしは、

きみを愛している

、と、いう。

ねえ、ちゃんと、愛しているよ。

きみを愛することと

ほかのあらゆることは同時にあるんだ。

誰かかからして、愛と並列し得ないものが

わたしのうちで並列し得るのだ。

ひとりで食べる食事に対した興味はないけれど、

きみがどうやって食べるか、どんなにかおいしそうに食べるか、それがわたしのエゴでしかないとしても、

想像するの。巡らすの、わたしの持てる力を。

ひとりで食事する意味なんてそれだけなの。

パピコを食べながら『3月のライオン』の新刊を読む。泣く。