2/15

読むのが辛いものもある。登場人物が死ぬだとか、ひどい目に遭うだとかいうことではなく、私が自身の主体を脇に置いておかねば読めないという点で辛い。それを言い出すと読めなくなってしまうものがあまりに多いから堪えるしかない。(そしてできなくなる仕事がある。)多分に、私のような人間が読み手となる前提に作られていないのでしょう。

女性への幻想というだけならまだ良い方で、魅力的な女性を客体化し手に入れることを美徳とする、ロマンとする。時にそれが大人になることであると、時にそれが強さであると、時にそれがカリスマであると、時にそれが一人前になることであると。

つくり手は女を読者として想定せず、認識しなかったのだと思い知らされる。

これは古い作品に限ったことではない。そして、こういったものを賛美し好む人は同年代にもいる。もちろん、好むことを悪いとは言いません。ただ、彼彼女の言動に私は勝手に失望し、やるせない。思い浮かぶ彼は男であることによって主体として認められていることに無自覚で、思い浮かぶ彼女は客体化されていると気づいていないのか思っていないのかわからない。私が男であったなら、彼女のようであったなら、苦痛を伴わず手放しに読めたのかもしれないけれど、それを望んでいるわけではない。忌避すべきこととすら捉えている。それは自我を捨て去ることに近しい。

 

一方で、私には主体を透明にしたいという気持ちもあります。

ただの容れものになれたならどんなにうれしいかと。

でも、夢見心地に身を任せようとする瞬間、夢想する瞬間、「そんなのだめでしょう!ぜんぶ預けて楽になるなんて!」と警鐘を鳴らす私が現れる。そんなの、ゆるされない。戦わねばならない。「我々」のためと祈りながら。

そして、このような欲求と私が女であることとを結びつけることへの拒絶。隣り合わせにこうして語ることにさえ、自身の中に同居させることにさえ躊躇いを持たずにいられない。

それらは似て非なるものだけれど、混同してしまいたくなる。混同により、望みは叶い、ある人々から存在をゆるされるだろう。価値を認められるだろう。

けれども、決してそうしない。私は線を引き続ける。

私は透明になりたいです。器になりたいです。うすいうすい透明な。しかしそれは私が女だからではありません。客体だからではないのです。

11/20

突然ですが最近のわたくしのメイク事情について

 

メイクはどちらかといえば好きです。新しいコスメが欲しいとか色々なメイクをしてみよう!という類ではなく、ルーティンとして楽しいという意味で好きです。

だからアイシャドウをすこし変えるくらいの変化しかないし、ルーティン的な行為であるから「今日はマスカラなしでもいいかな」などと考えていてもいつの間にかフルメイクしていることも多々ある。

しかし最近は、工程を減らす・軽くすることにも楽しさを感じる。

などということを考えていたら使っている化粧品をまとめたくなっただけなのですが。

 

スキンケア

・MEDIHEAL バオバブスージングモイスチャーフォームトナー セールでまとめ買いした。

無印良品 クリアケア乳液 乳液無し派だったのだけど、さすがに乾燥してきたので導入。

・メラノCCプレミアム美容液 ベタつくのでつけた日は乳液はごく薄く。

・ナンバーズイン 5番

※美容液は使ったり使わなかったり

 

クレンジング

アテニア無印良品オルビスのリキッド(今は無印)

 

洗顔

・Biore 洗顔ジェル炭(夜)とてもよい。エガちゃんのおすすめなだけある。

・メラノCCの洗顔(朝)母から譲り受けた。

 

ベースなど

無印良品 薬用美白日焼け止めミルク これもエガちゃんのおすすめ。使い心地がとても良い。匂いもすーっとして好き。

・コスメデコルテ ロージーグロウライザー 妹から誕生日にもらった。美容液のようなつけ心地。乾燥もしなくてよい。夏は小鼻周りなどは違う下地を使うのが良さそう。ツヤ感がよく出る。

エチュード ビッグカバーフィットコンシーラー ニュートラルピーチ かれこれ4年は使ってる。

・VT シカノーセバムモイスチャーパウダー 緑パッケージの1番スタンダードなものから鞍替えした。乾燥する時期はこちらのほうが良さそう。ロージーグロウライザーと合わせて使うと好みのマットよりなセミマットになる。パフよりブラシで仕上げるのが楽だし好み。

無印良品 ルースパウダー ツヤっとさせたいときにふわっと適当にのせる。

・too cool for school シェーディング(モダン) 最近買った。リリミュウのと似ているがなんとなくこっちのほうが好きかも。でも蓋が開けにくい。

・RMK グロースティック ずっとオルビスやTHREEを使っていて、ベージュ(?)のほうだけ減ることに困っていたのだけれど解決した。適当に塗ってスポンジで馴染ませるとよい。

 

ポイントメイク

・CEZANNE 繰り出しのアイブロウ02 可もなく不可もないがずっと使っている。

ヘビーローテーション 眉マスカラ12グレイッシュベージュ 少し前にexcelから鞍替え。だいぶ前使っていたときより使いやすい気がする…?

・眉 パウダー もらいものの韓国コスメ(メーカー不明) 最近挑戦している。

 

ミルフィー 絵画アイシャドウパレット01 親戚からのもらいものですがいちばん使い勝手が良いです。最近は薄い色を全体にのせてから締め色をなんとなくのせるだけ。ちょうどよくメイクした感じに仕上がる。

・RMK いつだかのクリスマスコフレ 手持ちの中で1番好きなパレット。(なぜならパープル系だから。)しかし普段はあまり使わない。もう少し登場頻度を上げたい。

ローラメルシエ パレット これも親戚からのもらいもの。ミルフィーをくれた人と同一人物から。最近はあまり使っていないけれどこれからの季節に活躍する予定です。ラメ感は1番好き。

・コスメデコルテ アイグロウジェム(たぶん)PK880 指で適当にのせるだけでそれなりに仕上がる優れもの。これも上記の親戚からいただいた。

 

無印良品 携帯用アイラッシュカーラー コスメブランドが出したものもいくつか使ったことがあるが、旅行用にと買ったこれが私にはいちばん合っていた。替えのゴムも簡単に手に入ってありがたいです。

・エテュセ アイエディション(マスカラ下地) 半年以上使っていてもなくならないし、使い心地が悪くならない!今まで使ったことのあるマスカラ(これは下地ですが)の中でいちばん手頃ながらいちばん好みの仕上がり。セパレートで太くなりすぎず伸びる。

・UZU アイライナー グレー これかラブ・ライナーが結局よいのでは。パケがかわいくて好き。

 

・UZU リップスティック 0℃ -4℃ ずっと使っている。テクスチャーがちょうどよくベタつかなくてよい。減らない。

・RMK リップジェリーグロス 03 06 時間に余裕があると気まぐれに使う。すると、つやつやきらきらでうれしくなる。

 

香水

・YSL ヘアミスト リブレ 友人からプレゼントでもらった。匂いは強めなので加減に注意が必要。

・4711のコロン数種 ケルンで買った。スズランのとフローラル(?)のがお気に入り。

 

・セラティス ナイトリペアオイル 薬局で買った。手入れしている気持ちになれるのでよい。

オルビス ヘアミルク これも例の親族に勧められて買った。大変良いです。1週間やるだけでだいぶ変化を感じた。熱に反応するタンパク質が入っているのでドライヤーをする前につける。本当はヘアアイロンをする前がよいらしいのだけれど、あまり使わないので。

・シルクのナイトキャップ 友人からのプレゼント。わたくし大変雑な性格のためドライヤーをさぼりがちなのですが、これを被らねば!との思いで乾かせる日も数多あります。

・aveda パドルブラシ 友人からのプレゼント。使いでがとても良い。

 

検討

・グリーン系のコントロールカラー 小鼻周りの赤みが気になる

・チーク 顔色が悪いと母妹からよく言われる…。いただきものならあるから試す…?

11/8

昼(16:30頃)

大学生にまぎれながらふらふら歩く。

何を食べるか決めてから出なかったとき、食べるのが遅い私はどんどん選択肢が減っていく。ので、サブウェイ、ドトール、丸亀、サイゼにちょこちょこ行く。

水道橋の駅が見えたあたりで引き返し、何度か通りすがったラーメン屋に入る。どの時間でもお客さんが入っていたのでおいしいだろうと見込んで。

煮干し系のお店でおいしいし好みだったけれど、ラーメンに1000円ってなんだかなあと思ってしまう。ラーメンフリークには怒られそうですが。一人の食事にあまり関心のない人間とラーメン屋は相性が良いとは言い難いのかもしれません。

でもやっぱりおいしかったです!麺がしゃきしゃきで好きでした!

飲む。

私は、引っ越そうとしていることだとか、原田左之助をいかにして好きになりどこに惚れ込んだのかを話したりする。

楽しいしうれしい。

私は

私がゆるされないもの

と思っている。それは私にとっていつからか当然のことで、よいことでも悪いことでもない。誰が私をそうしたでもなく、ただそうなった。

だから(というだけではないが)私は人を煩わせてはならなず、自分を人に慮られる価値があるようには思わない。

 

しかし、案外人というのは、特に私の出会う人々は、

私について過度に煩わしく思うこともなく、慮ることを当然としたりあるいは立場(ロール?)の働きもあってか、私の想像より大きな苦としないことが多い。

もしかすると大抵の人間というのはそういうものなのかもしれない(と思うこともある)。

それが善意なのかはわからない。(善性とはいえるかもしれない。)善意であるならば、他者のそれにすがっていいものかと思う。私はすがることをゆるされるいきものでないから。だからお金を払って、ケアや改善を示してくれるところに行ったほうがいいのかもしれないとも思う。(しかしそれはおそれや経済的な理由からままならない。)

卑屈な態度だとは思う。

11/7

久々に、青木万里子『アイも変わらず』を読む。

 

俺  正直すごい苦しい 人として当たり前の事が出来ないのが単純に苦しい

リルの手を握っても何とも思わない自分が苦しいのにやっぱりできねぇんだよ どうやったって

俺はずっと変われない

理解してほしいわけじゃない ほっといてくれていい でも見放さないでほしい

特にリルには

わがままだって自分でも思う 甘えや怠慢と言われても仕方ない

でもこの怠慢を愛って呼んでリルと逃げたい

ごめん ずっと俺が俺でごめん ごめんな

(青木万里子『アイも変わらず』Kissコミックス  2019.12)

 

イーニシは恋的に誰かを好きにならない。性的な交わりも望まない。

リル子はイーニシが大切で好き。恋的にも性的にも。

 

私にも、自分で望んで、変わらないままに、誰かといっしょにいる未来があるかもしれない。イーニシはすごいなと思う。(リル子はもっとすごい。)

そう、同じように好きにはなれないけど、

「愛してるよ たぶん」

 

きっと歩いていける。いっしょにいなくたっていい。

誰か、大好きな誰か、私を好いていてくれる誰か。ほっといて。でも見放さないで。